Compositor: Yuuho Kitazawa
うまれたときにわたされた
このつるぎのつかいかたはわからぬまま
ふりかざしてはふりまわしきずつけた
こんなはずではなかったのと
つみからのがれようとしては
あいつのせいだってあいつがわるいんだって
だれかのせいにするのがとくいになってた
いきているだけですばらしいんだって
いえるまであとどれくらいさ
すばらしくないひととであって
すばらしくないけしきをみて
すばらしくないじぶんをしんじなきゃいけないんだよ
きずつけてしまうおそろしさをしってから
いつのまにかたいせつにしていたつるぎをつかうこともなくなった
きづけばじぶんをまもるじゅつもなくなって
こんどはじぶんがきずだらけになって
ひとをきずつけただいしょうか
じごうじとくちょうじりあわせ
なっとくいかなくなってさまた
いきているだけですばらしいんだって
いえるまであとどれくらいさあ
すばらしいあのひとたちを
すばらしいあのけしきを
すばらしくないじぶんをまもるために
ころさなきゃいけないんだよ
あとどれくらいいきれるのかな
のこされたじかんでぼくは
どれだけじぶんをすきになれるのかな
ぼくはただぼくはただわらっていたいだけなんだよ
いきているだけですばらしいんだって
じつはたぶんいまだっていえるはずなのに
なんでいえないんだろう
なんでこんなにかなしんだろう
でもかなしいからじゃないなみだをながしながら
こんなにもいきていたいとねがってるんだ
ただただいきをすってはいているだけじゃものたりなくなって
いたみすらほしくなってしまうけど
あなたがいるからできないんだ
だからいきてるんだ